法事に和み
家族この前の日曜日は父の十三回忌でした。
久しぶりの大阪です。

一般のおうちはお坊さんに来てもらうのでしょうか?
うちは一般ではないのか?!(笑)
長男である弟が先導して
家族、親戚みんなでお経を読みます。

ちなみに弟はお坊さんではありません^^
懐かしいな~とゆったりとした気持ちで
お経を読んでいると・・・
思い出したことがありました。
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父は仮枠大工という仕事をしていました。
父が若い頃は景気がいい時代だったそうで
大工さんとしての腕も良かったらしく
親方さんである父を頼りに田舎から
たくさんの親戚が仕事をもらいに来ていたそうです。
○組とうちの苗字が刺繍されている父の仕事着を見て
子どもながらにかっこい~な~と感じていました。
お給料日の日となると
数十人の職人さんが次から次へうちに来て
母が作ったご飯を食べて
給料袋をもらって
みんなニコニコして帰られるのをよく覚えています。
でも、みんなが帰った後
母はよく怒っていました。
うちの家の分のお給料がないのです。
原因は父が賭け事(競馬、競輪、ボート等)をするために
ちょっとずつ職人さんからお金を借りていました。
借りたお金を給料にプラスして返すと
自分の給料が残ってない。
・・・で、母に渡す分の家の生活費がない!
そりゃ、怒るわ。
母は少しでもと生活費を稼ぐため働きに出ました。
ある日の夜
幼い妹が手の指が痛いと大泣き。
見ると紫色になって
恐ろしいほどに腫れていました。
お酒を飲んで、気持ちよく寝ていた父を起こし
そのことを伝えると
父はニッコリと笑顔で「それぐらい、大丈夫や」
と言って、また寝てしまいました。
でも、妹は痛いと泣いています。
私は妹の指がなくなりそうな気がして
いつもお世話になっていた
近所のおばちゃんの所に行きました。
妹の指を見たおばちゃんは「これはアカン!」と
すぐに病院に連絡し、連れて行ってくれました。
そして、指の治療も無事終わり
妹の笑顔を見た途端
安心して
今度は私が泣いていました。
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この時のことがふっと思い出され
あの時、いざとなったら、父は頼りにならない!
私がなんとかしなきゃ!
と思ってたんや~
でも、本当は父に頼りたかった。
妹の指をちゃんと見て、なんとかして欲しかったんだと
いう思いがあったことに、気がつきました。
そして、今まで、なぜ
主人が具合が悪くなると怒りの感情が出てくるのかが
わかりました。
私は自分の旦那さまが
調子を悪くして寝ていたりすると
普通は心配するのに
たまらなく腹が立つ感情が湧いてきて
そんな風に感じる自分を責めてイライラしていました。
頼りたい人が
頼れない状態になると異常に腹が立っていたんですね(ごめんね~

その思いは小さい時の記憶から来る感情であったことに
気がつきました。
からだと心が緊張するプロセスの多くは
幼いときの経験に端を発しています。
心理学では私達の人格は十歳までの経験によって
形成されるといわれるのです。
消化できなかった「哀しみ」はエネルギーとなって、からだに溜まります。
そして似たような出来事があるたびに
そのエネルギーが浮かび上がってきて
経験した当時の感情を繰り返し味わうことになるのです。
「哀しみ」を手放すには
過去の感情を意識に上らせて、からだに溜まっているエネルギーを
流していけばいいのです。
~心とからだにきく和みの手当てより抜粋~
頼りたかったんやな~と想い出した人がもう一人。
父のお葬式の日
「なんにも力になれなくて、すまんかった」
と言ってくれた
心優しい叔父さん(父の弟)に対して
私は怒りの感情をむき出しにしてしまいました。
そして
お経が終わった後
ごめんなさいとありがとうの想いを込めて
和みの手当てをさせていただきました。

ここ痛くない?
と聞くと、叔父さんは「大丈夫や^^」
なんだか、父の声に聞こえました。
たくさんのおやじさまに和みの時間をお届けしたいです。
~おやじ和み~
11月1日(日)
13:00~14:00
高島公民館 1階 和室
参加費 1000円
持ち物 タオル、あれば五本指靴下
問い合わせ、お申し込みは

(☆を@に変えて送信お願いします)
おまけ

箸置きがハッピーターン(笑)
お店の方に理由を聞くと
「たまに箸置きを持って帰る人がいたはるから
それやったら、持って帰ってもらってもいいように
ハッピーターンにしたんです~♪」
さすが、大阪。
和やかな楽しい法事になりました~(*⌒▽⌒*)
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